現在、U-NEXTでセックス・アンド・ザ・シティの続編、「アンド・ジャスト・ライク・ザット(AND JUST LIKE THAT)」が第1話から3話まで配信されています。
50代になったキャリー、ミランダ、シャーロットをはじめ、これまでのキャラクターそれぞれの「今」が描かれています。
舞台はコロナが収束した後、という設定になっており、みんなマスクはしておらず、これまでの通りの生活出来るようになっています。
このドラマが撮影されたのは昨年2021年の夏から秋にかけて。当時はきっと、翌年には元通りの生活が出来るようになっているという希望のもと、設定が決められたのでしょうね。実際にはまだ、オミクロン株という脅威にさらされている現在ですが。。。
このドラマはコロナも含めて、現代の様々なテーマが盛り込まれており、それぞれの子供や、職業、取り巻く環境が描かれています。
第1話 しあわせな日々
それぞれの今
キャリーはビッグと二人の幸せな結婚生活を送り、「ポッドキャスト」のニューキャストの一人として新しい仕事を始めています。新しい世代と新しい仕事をするため、自分の殻を破りチャレンジしなければならない状況にいます。

「ポッドキャスト」は、インターネットラジオ、インターネットテレビの一種で、インターネット上で音声や動画のデータファイルを公開する方法のひとつなんだそうです。
ミランダは現在の弁護士事務所を辞め、人権について学ぶために大学生に。夫のスティーブは耳が遠くなり補聴器をつけ、息子のブレディは自宅の自室で彼女といちゃつきまくりで好き放題。。。
シャーロットは二人の娘の素敵な教育ママっぷりを披露しており、長女のリリーはピアノで素晴らしい才能を発表会で披露し、次女のローズは女の子っぽい服は苦手なおてんば娘。夫のハリーはそんな女性たちに囲まれて幸せそうに暮らしています。
残念なことにサマンサは、時代の流れによりキャリーと仕事の契約解除の話をされたことから仲がこじれてしまったために、イギリスへと離れてしまい、ニューヨークにはいない設定になっています。
ゲイのスタンフォードとアンソニーは結婚したものの、お互いに嚙みつきあうことが多く問題の多い結婚生活を送っている模様。
第1話は、ビッグがキャリーの留守中に、バイクエクササイズで心臓発作を起こし倒れてしまうところで終わります。
第2話 悲しみのブラックドレス※英語解説あり
ビッグのお葬式
ビッグはキャリーの腕の中で亡くなってしまいます。
キャリーはシャーロットやミランダに助けてもらいながら、ビッグに相応しい式場を探します。
ビッグのお葬式には花は似合わないと断っていたのに、当日には白い花が飾られており動揺するキャリー。
スタッフに問い詰めると、疎遠になったはずのサマンサから「Love…Samantha」とかかれたカードが。離れていても、心は通じていることが感じられる感動的なシーンでした。
シャーロットとの和解
シャーロットは、長女リリーのピアノの発表会へキャリーを無理に誘ったことで、ビッグと旅行へ行く日をずらしたために亡くなってしまったと自分を責めていました。
ビッグの遺灰が宅配便で届いた際に動揺して、キャリーはスタンフォードとミランダを呼んで慰めてもらっていたところ、シャーロットが訪ねて来てしまいます。
避けていたことがバレてしまい悲しむシャーロットに、キャリーは自分自身が旅行を選択しなかったことをとても後悔しているが、それはシャーロットのせいではないと和解します。
その際のやり取りが非常に分かりやすい英語だったので書き出してみました。
I was very upset when his ash’s arrive, so I called Stanford. Please don’t make this about you.
キャリー:彼の遺灰が届いたとき、とても取り乱したのよ。だからスタンフォードを呼んだの。どうかあなたのせいだと思わないで。
I’m trying really hard not to. But it is pretty obvious that you’re mad at me because I made you to go to the recital. There’s no other possible reason that you would call Stanford over me.
シャーロット:そうしないように努力してる。でもあなたが私に怒っているのは明らかよ…私があなたを発表会に来させたから。あなたが私じゃなくてスタンフォードを呼んだ理由はそれ以外ありえない。
The truth is… I didn’t call you because you get so emotional.
キャリー:本当は、あなたがとても感情的になるから呼ばなかったのよ。
Because I cried at the funeral?
シャーロット:お葬式で泣いちゃったから?
Because you are crying now!
キャリー:だって今も泣いてるじゃない!
I’m sorry, I’m sorry… it’s just… you seem so mad…
シャーロット:ごめんなさい、ごめんなさい…だって、あなたとても怒ってるように見えるから…
I am mad! Mad at myself, not you! I should have gone to the Hamptons with Big on Wednesday night! Like I wanted to do!
キャリー:怒ってるわよ!あなたじゃなくて、わたしにね!私はあの水曜日の夜、ビッグとハンプトンズへいくべきだったのよ!そうしたかったのに!

このシーンで思い出してしまったのが、映画「セックス・アンド・ザ・シティ」でビッグが結婚式をすっぽかしてしまった原因を作ったのが自分ではないかとミランダが罪悪感を抱いており、キャリーを怒らせたシーン。。。
ミランダの新しい世界
ミランダは自分より年の若い、人種の違う大学教授との初対面の授業で喋りすぎてしまい誤解を与えるものの、その後教授のピンチを救うことで関係を修復します。
またキャリーのポッドキャストの上司であるノンバイナリーであるチェとの出会いもあります。

「ノンバイナリー」とは、自身の性自認・性表現に「男性」「女性」といった枠組みをあてはめようとしないセクシュアリティのことだそうです。
ビッグのお葬式で、ミランダの息子ブレディにマリファナを吸わせてあげるチェを見つけ、激しい言葉を浴びせます。しかし後でキャリーの上司だと知り、冷静に話すことで和解します。ミランダという名前より、ランボーが似合うと冗談を言われます。
気になる第3話…
第3話はU-NEXTで1月12日0時配信です。どうやら話題はビッグの遺言書のようです。
懐かしいキャラクターが登場する予感♪新しい記事で解説を書きたいと思います。
つづきはこちら
⇒セックス・アンド・ザ・シティ新章第3話①英語解説あり(あらすじ・ネタバレあり)
↑And Just Like That が見れるのはU-NEXTだけ!
Sex And The City の本編、映画もすべて見ることが出来ます。
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